総生調律法・佐々木伸也先生との出会い
時が経つのは早いもので
私が総生調律法のリンパマッサージを覚えたきっかけは、
2008年、私の姉がステージ4のガンで余命3ヶ月と診断され、もはや手術も不可能な状態のときでした。
せめて進行を遅らせることができればと、当時東京の渋谷にあった佐々木伸也先生の治療院を訪れました。(現在は品川で、『ささきしんや治療室』を開業されています。)
あの時を振り返っても今も佐々木先生の献身的な真心のこもった施術と笑顔は忘れられません。施術中は痛みも感じられないと幸福感に満たされていました。
末期がんの激しい痛みで心身ともに疲れ果て、生きる気力も失っていた姉が佐々木先生の施術と会話の中で、瞳に光りが宿り、顔色も良くなり、生気が戻ったかのように溢れる笑顔を見せてくれました。
佐々木先生は、付き添いの私に、
「お姉さんは、なかなか東京までは通えないと思います。ですから、あなたでもできるマッサージを今から教えますので、帰ってからお姉さんにマッサージしてあげて下さい。」
とおしゃって下さり、私は必死でマッサージを覚えました。
それからは毎日一日も欠かさず姉のもとに通い、教わったマッサージを行いました。
姉にマッサージを行うと、本当に身体が軽く楽になるんだと、痛みが軽減されることが私も嬉しくて、姉が生きていてくれる、そして何より佐々木先生の存在がありがたく思える時間でした。
ベットの上でマッサージを欠かさなかったこともあり、床擦れもなく、余命3ヶ月と告げられた姉はそれから一年弱生きて、幸せに包まれながら天に帰ってゆきました。
その年の暮れに、奇遇にも佐々木先生にお会いする機会がありました。
なんと、驚いたことに佐々木先生は一度しか訪れていない姉を覚えていて下さいました。
姉が亡くなったことを長年の友を亡くしたかのように気遣って下さり、本当に感謝でいっぱいになりました。
そして、それまで私は佐々木先生のマッサージがリンパマッサージであることは知らず、
佐々木先生に「姉の病気の経験を通して、最近は身体に負担の少ないリンパマッサージというものを学んでみたいと思っているんです。」
と、お伝えしたところ佐々木先生は
「うちのマッサージはリンパマッサージですよ。東京の私の所に通い本格的に学びませんか?」
こんな事ってあるんでしょうか。
神仕組みを感じずにはいられません。
私は二つ返事で、佐々木伸也先生の
総生調律法を教わることなりました。
総生調律法・佐々木伸也先生との出会いはけして偶然ではなかったのです。
当時の姉と私を佐々木先生の著書179ページのDさんのケースとしてに載せて下さいました。
私にとって、マッサージに対して初心に戻ることを教わる大切な一冊でもあります。
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